平成28年度事業報告

平成28年4月1日~平成29年3月31日
学校法人 河辺学園

1.法人の概要

名称 学校法人河辺学園(昭和52年設立認可)
住所 大阪府吹田市千里山西5丁目26番1号
電話 06-6384-1024
FAX 06-6384-1053
HP http://www.naomi.ed.jp

設立する学校

名称 千里山ナオミ幼稚園(昭和32年開設 認可)
住所 大阪府吹田市千里山西5丁目26番1号
代表者 理事長 河邉美奈子
  理事 6名
  評議員 13名
  監事 2名
  定例理事会 年3回開催
職員 園長 1名
  教諭 15名
  事務員 1名
  講師 6名
  園医 1名
  調理師 1名
  運転手 2名
  用務員 2名

本園の特徴・教育

隣接する千里山キリスト教会初代牧師の妻、河邉 順によって設立されました。
55年の歴史を持つ園舎は米国人建築家ウイリアム・メレル・ヴォーリズ設計事務所により設計され、特徴ある緩やかな内側への屈曲は、教師が前庭で遊んでいる園児を抱くようなイメージで園全体の安心感を印象づけています。
緑に囲まれた自然の豊かな環境の中で、学校法人法に基づき、キリスト教精神を情操教育にとり入れることで、子どもたちの心と身体の発達を考えた人間育成に努力することを目的としています。

2.教育内容

キリスト教精神を情操教育としてとり入れた保育、各学年毎に話し合って行われる自由保育が、2本基盤となっている。

<未就園児クラス> 満2歳児 親子教室
名称 リトルキッズ教室 火曜日・木曜日・金曜日いずれか週1回
定員54名      年間30回保育
年間 32,000円(学期毎に分割納入)
  リトルベアーズ教室 毎月1回専門講師指導による親子体操教室
定員35名
年間10回 6,000円

※キッズ教室においては、保護者の方に、子育て相談も行っています。

<幼稚園クラス>
  3歳児 4歳児 5歳児
  クラス数 園児数 クラス数 園児数 クラス数 園児数 クラス数 園児数
定員 4 90 3 100 3 100 10 290
27年度 3 90 4 94 3 94 10 278
28年度 3 91 4 96 3 90 10 277

平成28年度は9月1日現在の人数です。

保育時間
月・火・木・金曜日 午前9時~午後2時
水曜日 午前9時~午前11時30分
日曜日 休園

土曜日は保育行事および式典がある場合は休園しない。

納付金
保育料(設備費込み) 年中、年長クラス 23,500円/月(12分割均等納付)
  年少クラス 24,500円/月(12分割均等納付)
給食費 週2回(月・火) 1回320円 (木・金は弁当持参)

おやつ・牛乳代 実費

入園時の費用
入園料 70,000円
検定料 2,000円
バス代 3,000円/月
預かり保育内容および費用
月・火・木・金曜日 午後2時(保育終了時)~5時30分 1日700円
水曜日 午前11時30分(保育終了時)~5時30分 1日1,000円

春、夏、冬休み中の預かり保育は、現在時においてはなし。
(H28年度より保育終了後~6時まで預かり保育延長実施)

年間の主なスケジュール
4月 入園式・進級式・母の会総会・各クラス家庭訪問
5月 各クラス参観・懇談会・五月の節句祝い・内科検診・春の遠足
6月 ふれあい参観(父の日)・花の日礼拝・歯科検診・歯科フッ素塗布・体操あそび(年少)
7月 プール参観・ナオミ夏祭り・お泊り保育
8月 夏期保育・ぽかぽかコンサート(職員の歌と劇)
9月 始園式・もみじ参観(敬老の日のつどい)
10月 運動会・秋の遠足・収穫感謝礼拝・招待フィルハーモニー楽団鑑賞会・個人懇談
11月 お店屋さんごっこ・各クラス参観および懇談会
12月 アドベントパーティー(各クラス)・クリスマス祝会(年長組)・終園式
1月 始園式・おもちつき
2月 器楽演奏および合唱音楽会(年長組)・節分豆まき(各クラス)
生活発表会(年中、年少組)・個人懇談会・人形劇観劇
3月 ひな祭り祝い・お別れお茶会(年長組)・ドッジボール大会(年長組)
園庭で絵をかく会(年長組)・卒園式・謝恩会・終園式

※お誕生会(毎月)・火災・地震避難訓練(年6回)・身体測定(隔月)

幼稚園評価・自己評価(平成28年度について)

1.本園の教育目標

キリスト教精神を情操教育としてとり入れた保育

すべての創造主である神の愛と恵みに感謝し、子ども自身がかけがえのない存在であることを伝え、友達も同じように大切な生命であり、共に育ちあい、分かち合う心を育成する。

各学年毎に話し合って行われる自由保育

この多様化する価値観が存在する社会に将来生きていく園児に、「自分で考え」「自分で積極的に行動出来る」理性の発芽を目的として、自主性・自律性を培う。
「遊び」を通して、心身たくましく成長し、且つ「楽しかったナオミ幼稚園生活」の達成意識の中には、園児が獲得した、協調性・忍耐力・集中力が結力となって存在する様、保育や行事が計画されている。

2.本年度重点的に取り組む目標・計画

  • 災害・防犯対策を再度見直し園児の安全を第一に考え、職員の担当、設備活用を再確認し、マニュアルを改訂した。年間の訓練を通し、様々な事態に対し意識強化を高めるため、多様な訓練パターンを実践していく。
  • 日々作成している「日案」「週案」および毎月の職員会議において提出される「月案」(年長、中、少)の保育だより(保護者に配布)の内容を再確認し、合わせて園児の状況を把握しながら更なる保育の質を高めていく。
  • 自園の子どもの姿を通し園の特色や保育内容が伝わるよう、HPの内容を強化し、園内外の方々に発信する。
  • 保護者の意見、要望、ニーズを大切にしながら、これに応えていく。
  • 地域社会の中の当園としてその存在を意識し交流を高めていく。
  • アレルギー対応児には、給食・おやつ等のメニューを事前に配布し事故を防ぐため、個々の書類を作成し、保護者との連携を密にとる。
  • エピペンの研修に加え職員演習を通して、不測の事態に対応していく。
  • 園での夏期プール安全マニュアルを作成し、監視強化、安全意識を高めていく。

3.評価項目の達成および取組状況

本園の教育目標と園児の状況

  • 隣接する教会において、月1回「チャペル礼拝」を持っているが、静粛な雰囲気の中で静かに人の話を聴く姿勢が養われ、就学時に向けての自律の習慣となっている。
  • クリスマス時に大きな劇を園児たちで作り上げる喜びと達成感は、乗り越えた一つ一つの難しさが協調性を培っていく途上であると理解している。

学年毎に十分に計画されたカリキュラムの成果

  • 各クラスごとの少人数保育を基盤にし、定期的に学年合同での保育を企画し、学年の色々な友だちとの関わりを広げている。
  • 年長児の体験する「お泊り保育」は、親から離れ宿泊する事に当初、不安感もあったが、充分に練られた計画のもと「クッキング」「Tシャツペイント」「キャンプファイア」を通し、楽しい思い出と自信に繋がっている。
  • 異年齢間でもたれる「仲良しランチ」の会は、食育という大きなテーマで年長児が範となり効を奏しているが、さらに異年齢間の交流の機会を設けていくべきだ。また、日々の園生活において担任以外の大人との交わり(用務員、バスの運転手、給食バスの先生等)も社会性の学びに広がっている。

保護者との交流にて、理解と信頼感を構築している状況について

  • 当園にとって全保護者より成立している母の会の存在は不可欠。その中より選任された母の会会長より成る、7名の実行委員をはじめ、当園における母の会の大きな仕事を成しておられる。各行事にはクラスの会員が係を受け持たれ、園児たちのためにサポートしてくださっている。
  • お誕生会には母の会から園児にケーキがプレゼントされている。
  • 就労のために預かり保育を利用しておられる保護者に聞き取りをし、当園での意識調査にご協力いただき、預かり保育の充実を計っている。

地域社会との連携交流状況について

  • 千里第三小学校三年生の社会学習に毎年交流し、親交を深めている。
  • 吹田第一中学校が本園と職業体験において交流し、その成果に感謝されている。
  • 本園年長児および教職員が花の日礼拝、収穫感謝礼拝終了後、地域の交番やシルバー人材センターを訪問している。
  • 年1回、吹田消防署より消防士に来園していただき、防火についての消火活動の教示を受ける。(防災ダック)
  • 吹田郵便局より来園していただき、園児が敬老の日に描いたハガキを1クラスずつ集配してもらっている。

その他特に特色のある取組について

  • 子どもの好奇心を大切に、想像力が育まれ楽しめるよう、職員自作のストーリーで遠足等の行動を計画している。
  • 定期的に園庭遊具の点検を行ない、全園児が安全で楽しく遊べるよう配慮している。
  • 園全体で活発な意見交換の場を設けている。又,夏期の研修に積極的に参加し、情報交換を行ない、日々の保育の質向上のために努めている。
  • 子育て支援の一環として、夏期保育を実践している。自由登園日にも関わらず、多くの園児が参加し、縦割り保育の子ども達の交流や、水遊びを中心に解放感を味わった。
  • 園内の畑で育てるさつまいもやトマト、玉ねぎなど、種や苗から植物が育つ過程を観察し、収穫後は給食で調理したものを全園児で食べ、食育にもつなげている。
  • 広い園庭内にある様々な樹木、木の実、野の草を身近に遊びに取り入れたり、裏庭のビオトープには、ヤゴやメダカ、カエルなど、様々な生き物の観察を楽しめる様にしている。
  • 「ナオミ文庫」として毎年予算を組んで絵本を購入して子ども達に絵本に親しむ機会を増やしている。

4.学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果

平成29年度1学期終了後、実施した全職員によるアンケートに基づいて、自己評価を行いました。

(1)本園の教育目標であるキリスト教精神を情操教育としてとり入れた保育について

主な評価
  • 人生の基盤となる基本的な人との関わり方をキリスト教保育の大きな愛を持って常に接し、子どもたちは、自分も友だちも大切な存在であると感じ成長している。
  • チャペル礼拝によって、静粛な雰囲気の中で人の話を聴く姿勢が養われ、就学時に向けて、自律の習慣となっている。
  • クリスマス行事において、大きな劇を園児たちで作り上げる喜びと達成感は、乗り越えた一つ一つのむずかしさが協調性を培っていく途上であると理解できる。

すべての職員が肯定的にとらえ、子ども達の心の成長につながっている と、評価しました。

(2)学年毎に計画された保育カリキュラムの成果について

主な評価
  • 異年齢間で持たれる「仲良しランチ」の会は、食育という大きなテーマで年長児がお手本となって計画され、年長児がお手本となって成果が上がっている。
  • 年長児の「お泊り保育」は、充分に練られた計画のもと、クッキング、キャンプファイア、観劇、花火など忘れる事のできない楽しい思い出となっている。
  • 学年ごとの話し合いから園全体での話し合いをする中で全職員で子どもたちの成長や悩みを見つめることに配慮している。
  • 職員間での密な情報共有を重視し、必要な援助、カリキュラムを考え実践することができた。

社会のなかで生きていくための自律性、自主性、協調性、忍耐力、集中力 などが、学年毎に十分に計画された保育の中で培われていると思われます。

(3)保護者とのコミュニケーションについて・・・保育者と保護者の相互理解

主な評価
  • 全保護者より成立している母の会とその中から選出された実行委員さんに、園児たちのために各行事をサポートしていただくことで、保育者と保護者の理解と信頼を深めていると思う。
  • クラス懇談、個人懇談の実施は、園児の個性を理解し、保護者とのコミュニケーションを円滑にするなど、相互理解に役立っている。
  • バス通園児が大半を占めているが、日常の保護者との関わりを大切にし、園児の成長を喜び共有している。
  • 全保護者に就労についてのアンケートを行いその結果から聞き取りをして(今後の新制度に向けての)当園内での意識調査に協力いただいている。
  • 母の会運営委員との月1回の会議においても情報交換・共有をし、学校関係者評価として保育に役立てている。

保護者との交流にて、理解と信頼感を構築しています。

(4)連携・交流状況について

主な評価
  • 千里第三小学校との交流や吹田第一中学校、総合学習の職業体験に協力することで、地域社会との連携・交流に役立っていると思う。
  • 花の日礼拝や収穫感謝礼拝、地域の交番やシルバー人材センターを訪問している事は地域との交流につながり、園児たちの社会勉強としても効果があると思う。
  • 消防署来園による防火についての教示を受けることは、園児たちの防火意識を高めている。
  • 千里山コミュニティセンターを通して地域との交流を図る。

行事などを通じて、地域との交流を深めています。

  • 自由保育の中での自由活動(自ら選択し、関わりを深め、発見を楽しむ)と、設定保育(体操・お作法・英語・おえかき)をよりよくバランスを保ち、一人一人の成長にしっかり寄り添う姿勢で保育できている。
  • また、全職員は子ども一人一人の成長過程・家庭環境などの共通理解に努め、みんなで見守り、育ち合えるよう、職員会議、日々の保育の振り返りでの対話を重視することができた。
  • 子どもの気持ちを汲み取り、様々な感情を共有し、信頼関係と自信が培えるよう努めていく。
  • 伝染病拡大防止にむけて、掲示板を設け隔月で「こどものけんこうだより」を配布している。双方がより良い関係性を構築し、新たな試みができるよう努めていきたい。
  • アレルギーに対する個別対応に力を注ぐ。
  • 今後、多様化する社会情勢に柔軟に対応していくと共に、保護者の様々なニーズにも耳を傾けていきたい。

5.今後取り組むべき課題

保育内容について

  • 保育内容、行事において目標やねらいを明確にし、全職員が共通理解のもとで保育し、援助できるよう更なる保育の質を高めていく。
  • 日々の保育、行事ともに振り返りと反省を多いに行っているが書式化図案化し、次に活かせるよう実行する。また、それぞれが園外研修で学んだことを発表するなかで実際の保育にどのように活かしていくべきかの協議も継続していく。
  • より深く今の子どもの姿を見つめ考察し、保育の質を向上すると共に、保育内容を柔軟に改善できるようにする。
  • 行事ごとの記録と引き継ぎが、教諭の経験年数の違いがあっても同様に保育の準備が出来るという利点で今後も継続しさらに改善していく。又、絵本の管理、活用方法を更に改善していく。
  • 質の良い遊具を多々導入し、遊びを通じて自ら構成し遊びが発展できるような環境作りに力を注ぐ。
  • 引き続き絵本の購入を続け「ナオミ文庫」を充実させる。

充分な管理体制への強化

  • 様々な状況を想定して避難訓練を行う。
  • アレルギー対応として職員がエピペン使用の勉強会、講習会等に参加し、理解を深め、不慮の事故を予防する。
  • 今までおこなってきた不審者に対する表と裏門でのチェックに加え、保護者許可証のチェックを強化。
  • 平成29年度のAED設置に向け、AED講習会への参加。園児や来園者の危機管理に備える。
  • 園児を危険から守るあらゆる施設面の充実。

子ども・子育て新制度について

  • 国の「子ども子育て会議」での決定を受けて進められる市町村の「子ども・子育て会議」に目を向け、今後どのような形態で保育を提供すべきか、地域のニーズの応えるよう前向きに協議し積極的な導入を考えていく。

その他

  • 職員の経験年数に応じたポジションでの役割や目標を重視し果たしていく。
  • 自己の反省をもとに、職員1人1人が明確な目標を持っている。

入園募集

  • 未就園時親子登園クラスから引き続き登園を望んで下さる方が増加しているため入園説明会や見学会を通じて実状が伝わるよう取り組みたい。

6.学校関係者委員会名簿

評価委員 ご芳名

伊藤早知子  中澤純子  越馬君子  濱田直美  津村幸美  吉岡博子  田中奈智子  上村邦夫

(順不同・敬称略)

特に指摘される事項なく、妥当であると認められた。

7.財務状況

公認会計士、監査により、適正に運営されていると認められている。

監査報告

監査報告
監査報告

財務報告

財務報告
財務報告
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